ベビーフットやホタテパウダーには抗真菌力はない

水虫を治せるという民間療法に、最近出てきたものにベビーフットやホタテパウダーがあります。
まずベビーフットは、足の裏の角質を取ってきれいにするというものですが、皮をそぐのだから水虫菌も取ることができて、なので水虫も治るのではという考えです。
それならばいいのですが、これで取れるのは角質層の、さらに表面の表皮です。
そうでなければ痛くてむけません。
それも、表皮のうちの一番表側です。
水虫菌は角質の奥に隠れているのですから、こうやって取った中にはほとんど入っていません。
もしかしたら菌の一部は表皮にいて、それは取れ落ちるかもしれませんが、それでも一部で、全滅するわけではありません。
ベビーフットで水虫を完治させることはできないわけです。
逆に、取った皮と一緒に菌が部屋の中にばらまかれ、家族にうつしてしまうかもしれません。
ホタテパウダーは、ホタテ貝の貝殻を高温で焼いて作ったカルシウムで、水に溶かしています。
抗菌効果があり、角質を落とすので、外国ではこれが水虫薬として人気ですが、日本で薬として認可されているわけではないので、日本でこの「水虫薬」を得るには個人輸入の形で手に入れなくてはなりません。
これが抗真菌薬のように水虫に効果があるかどうかですが、貝殻を焼いてできたカルシウムなので、酸化カルシウムでしかありません。
いわゆる生石灰です。
水虫菌(白癬菌)はカビ(真菌)の一種なので、退治するには抗真菌薬を用いなくてはいけませんが、酸化カルシウムにそのような効果はありません。
殺菌効果はあるかもしれませんが、抗真菌、つまり水虫を治す成分はホタテパウダーには見あたりません。
以上のような民間療法には、ある種の抗菌力はありますので、足をきれいに清潔にする力はあります。
きちんと抗真菌薬をつけて治療しながら、並行して利用していくにはいいです。

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ベビーフットやホタテパウダーには抗真菌力はない

2019年12月26日